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明日は来らず [本 そして 時々映画? かな ???]

1937年アメリカ レオ・マッケリー監督

明日は来らず
あしたはきたらず 291.JPG

老後資金が枯渇し 家を手放す事になった老夫婦

4人の子供達の間ですったもんだの挙句

老夫婦は 息子と娘の別々の家に別れて暮らすはめに

定石通り同居はうまくはいかず ついには老夫は体調を崩してしまい

温かい地に住む 娘の許へ行く事に決まります

そして老妻は息子夫婦の郵便の中に 女性用老人ホームの案内を見つけ

深慮の末 老人ホーム行きを決意

お互い 逢いたいと想いを募らせる老夫婦

老夫が娘の所に行く最後の日

子供達が開くお別れパーティの前 久し振りに二人きりの再会を果たします

二人はパーティーをすっぽかし とつとつと若い頃の話を想いでの場所で語り合います

そしてついに別れの時間 老夫は老妻に見送られ汽車に乗り込みます

妻が老人ホームに行く事も知らずに


小津安二郎監督の 「東京物語」 の元になったと言われる映画です

(私は見ていませんが)

映画は 駅での別れのシーンで終わってしまいます

このあと二人は逢う事が出来たのか それとも永遠の別れなのかは?

酒を呑みながら見てしまうと なんとも涙が止まらなく・・・


さて 子供のいない我が夫婦は? どうなる ???

だれかに似た人 「阿刀田高」 [本 そして 時々映画? かな ???]

第一冊は昭和59年

だれかに似た人
誰かに似た 002.JPG

[Y字路の街]

人生は様々な分岐点を その都度決断しながら通過して行く

男と女は一体どこで 幸せの分岐点を間違えたのだろう

湖畔で偶然出会った二人は 最後の分岐点を訪れる
 
[奇談パーティ]

死別した後 人も羨む様な二人目の妻を迎えた私
  
ある時 恩師の家に呼ばれ訪れた
 
そして夜の奇妙な百物語のパーティは もう始まっていた

奇妙な事は パーティの料理がすべて死別した前妻の味だった???


タイトルの 「だれかに似た人」 という物語は入っていません

阿刀田高にしては かなりブラックユーモア & 情事の描写が多い全10編の短編集

読み進んでいくと 奈落の底に引きずり込まれる? かも ???

ちなみに一昔前の 男性目線で書かれた短編が多いので御注意!

ナポレオン狂 「阿刀田高」 [本 そして 時々映画? かな ???]

ある日 私のところに
 
「自分はナポレオンの生まれ変わりではないか?」

という男が来た

その男は 私が書いた雑誌のナポレオンの生誕地を旅行した時の記事を読んで

私をナポレオン研究の専門家と思ったらしい

私は ナポレオン記念館を経営する人を紹介した

その人は

ナポレオンに関するものは 何でも蒐集するという狂的なコレクターである

男は帰り際 自分の会社で作っているという 河豚の味醂干を置いていった

私が好物だというと 「毎月送ります」 そして くどくどと長居をした侘びを言い帰った

しかし 私の事は忘れられたのか 味醂干は届かない

それにしても あの男 ナポレオンに瓜二つ ???

ナポレオン ベトナム 171.JPG

第一冊発行は昭和54年

私が購入したのは20歳代の前半

この頃私は 阿刀田高にはまっていまして

新刊が出るのを心待ちにしていたほどです

ナポレオン狂を含む全13編

ショートストーリーの名手と呼ばれる作家の 奇妙な味の物語

是非お試しあれ (^o^)丿

霊長類ヒト科動物図鑑 「向田邦子」 [本 そして 時々映画? かな ???]

初回に続き 向田邦子のエッセイ

霊長類ヒト科動物図鑑
向田邦子 024.JPG

第一刷は昭和56年

購入したのは昭和57年ですので 私が17歳の時になります

題名から考えると一見 いろんな人を観察して書いたエッセイ?

なんて思うのですが実際 前の 「父の詫び状」 と同じ

今回は自分の事を 現在進行形で書いた形です (昔話もチラホラ)

彼女は 昭和56年8月 (51歳の時)

飛行機の墜落事故で亡くなってしまうのですが (空中分解だそうです)

このエッセイの中にも 「ヒコーキ」 という一説があり
 
実際 飛行機嫌いな事が伺えます

そして その中の一文が少し笑えまして

彼女のお母さんが 初めて飛行機に乗る時

「困ったわねぇ いい歳してきまりが悪いなあ!」 と一言

昭和の怖~いお父さんが理由を尋ねると?

「だって乗る時 はしご段の上で 手を振らなきゃならないでしょ!」

「あれは偉い人だけだ! ・・・ 何様の気してるんだ お前は !!!」

と お父さんに言われ シュン ○o。.

なんとも 天然なお母さんであります (^○^)

それにしても こういうエッセイを書く人

私 普段のちょっとした出来事なんか すぐ忘れてしまいますが

(文章や芸術的な才能は 一切無い私なのであります ○o。.)

メモとかして それとも 記憶を辿りながら書くんですかね?


昭和4年生まれで 生きておられれば87歳

寺内貫太郎一家みたいな
 
楽しい昭和ドラマを もっとたくさん見る事が出来たのかもしれません


そしてこのエッセイも 昭和遺産? だと 私は思います

父の詫び状 「向田 邦子」 [本 そして 時々映画? かな ???]

読書数は多くありあせんが 本を読む事は好きです

前々から 「読んだ本をブログにしよう」 と思っていたのですが
 
感想文は大の苦手でありまして 今まで躊躇しておりました

でも 昔々に買った本を読んでいたら?
 
ちょい 書いてみようかな ??? そんな気になりました


お初は 向田邦子の 「父の詫び状」
向田邦子 022.JPG

第一刷は昭和53年 (1978年)

購入したのは昭和58年の第二十九刷 私が18歳の時になります
 
全部で24編からなるエッセイで

彼女の子ども時代 (大東亜戦争の前後) を柱に

保険会社に勤める苦労人 昭和の怖~い父親を中心に家族の事を描いています

表題の 「父の詫び状」 は 一番最初に出てくるエッセイで

何故か出だしは到来物の伊勢海老から始まり 途中から父親との話へ

”宴会の帰りに客を連れて来た父
 
そういう時の彼女は役目は お客様の靴を揃える事

彼女は父親に聞く

「お客様は何人ですか?」

「馬鹿 お前は何のために靴を揃えているんだ 片足のお客様がいると思っているのか」
 
あ なるほどと思った”


難しい言葉もチラホラ出てきます

 
意味 分かりますか ね?


親子 そして先生と生徒の関係が友達の様になって来た昨今

どちらの時代が良い という訳ではありませんが

そんな事も考えさせてくれる 古き昭和の一冊かもしれません

そして私が思うに 寺内貫太郎は

自分の父親を思い出して ちょっとお茶目に? したのかも知れません!

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